Homeスポンサー広告政治>共同記者会見の感想-民主党代表選

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

共同記者会見の感想-民主党代表選

2010.09.02 Thu

民主党代表選挙が始まり、小沢一郎氏と菅直人氏の両名による一騎打ちとなった。

昨日(9/1)行われた共同記者会見、皆さんはどう感じられただろうか。
簡単に両氏の発言を掻い摘んで纏めてみる。
少々長くなりますが、お付き合い下さい。
(各項目ごとに私の個人的感想を記します。)


(冒頭挨拶)

小沢氏:今回の代表選挙は野党のときの代表選挙とは違いまして、民主党の代表そしてそれは国政を預かる責任者という事になる訳でございますので、私と致しましても自分自身そのような重要な職責に自らが耐えうるかどうか色々と熟慮した訳でございますけれども、多くの仲間の皆さま、そして全国の皆さまの激励をいただきまして、あえて立候補する決意を致しました。

菅氏:これからが菅政権としての本格稼働の時期に入った訳であります。8月後半から全国各地を視察をしてまいりました。本当にですね、地方の状況、特に雇用の状況が大変厳しいという事をそれぞれの地域でお聞きを致しました。私はまずやるべきことは一に雇用、二に雇用、三に雇用だと考えます。つまり仕事が無いという事は人間の尊厳にかかわる事でありまして、仕事があることによって尊厳が保たれ、そして安心な生活になってまいります。(略)私の初出馬は、1976年、ロッキード事件と言われたあの選挙でありまして、もう政治にお金のことが纏わるような古い政治からはぜひ脱却しなければならない。このように改めて強く感じているところであります。そして今回の選挙は、党代表を選ぶだけではなくて、いずれの候補者が総理大臣として相応しいのかという選択を国民の皆さんに選択していただく選挙だと私は理解を致しております。

個人的感想:小沢氏は真っ直ぐな出馬への想いを、菅氏は現状を視察した感想を交えながら現在の優先課題を述べた。ただ、菅氏の雇用を良くする為の方策をもう少し詳しく聞いてみたかった。


(冒頭挨拶での政治主導についての発言)

小沢氏:来年度の予算編成の、例えば例を挙げてみますと、結局、財源が無いという事で、歳出の一割削減と。これは一律一割削減という形で方針が決められたようであります。私共の主張しているところは、いろいろな予算の中で無駄を省き、われわれの主張する政策を実行するために、その中から政治家が予算を作っていくという事であったと思いますし、そうしなければ今日の困難を解決する事は出来ないと思います。私はそういう意味において、もっと政治家が自らの責任で政策決定を、予算の決定をする事の出来るような、そういう体制を作らなければならない。

菅氏:言及なし

個人的感想:小沢氏が冒頭で政治主導に言及していることに対し、菅氏は言及が無かった事が残念。


(代表選の争点が「脱小沢」とされる事について)

小沢氏:代表選挙といいますか党内の政策論争等について、そのような捉え方をするのは間違いだと思います。マスコミの諸君、皆さんにも、ぜひそういうレベルでの捉え方では無くして、政策的な論争という観点で捉えていただきたい。

菅氏:次の総理大臣にいずれの候補者がという、私はそれが国民の皆さんにとっての最大の判断の、まさに争点だと思っております。

個人的感想:二人とも至極当然の答弁。


(政治主導・予算・財政・マニフェスト等)

小沢氏:約束の最大の原点は、個々の政策の実現は勿論ですが、それをする為には官僚に任せっきりのやり方では駄目だと、やはり国民の代表である政治家が決断し、実行していくと、政治主導の政治・国民主導の政治を作らなければならないと、それが官僚依存のままであれば、自民党と同じ自民党政治と同じことになってしまうんで、私は今日の現状を見る時に、やはり政治家が自分の責任で政策の優先順位を決め、そして約束した政策を実行していくという事が若干、国民の目から見ると、去年の総選挙以来の主張と、ちょっと実態は違うんじゃないか、というところに国民の皆さんの期待がちょっと薄れてきている最大の原因があるのではないかと思っておりますので、そこを私はなんとしても政治主導を実現しうるような政府・与党、そして国民との皆さんの約束を実行していく、着実に実行していくという事が大事な事だと思っています。

菅氏:このマニフェストを作られた当時、小沢さんが代表でありまして、私も例えば従来の5%の消費税から3%プラスしようという議論が以前はありましたけれども、それをやめて5%のままでいくといった議論がありましたので、本当に財源は大丈夫ですかということをいろんな関係者にお尋ねを致しました。そのときにお答えは、大丈夫だと。政権をとれば、カネなんて出てくるんだからと。こういうふうにお答えをいただいたと思っております。私たちもそう考えて徹底的に事業仕分け等を進めてきております。しかし、初年度においては、必ずしもすべてのお約束を実行するまでの財源に至りませんでしたので、そこでガソリン税については、その理由を当時の鳩山首相のほうから説明をされて、現状の税率に止めたという事もある訳であります。この政権が誕生して、そして事務次官会議を廃止する、そして政務三役を作る。そういう形で小沢さんも幹事長として鳩山政権に関わってこられて、そして6月に至ってお二人が辞められた中で私が引き継ぎを致しました。政治主導のまさに政治というものを、まさにこれから本格化する。その段階に入ってきている訳であります。そういった意味で、従来、ある長く自民党に籍を置いた元大蔵省の方が予算委員会の席で言われておりました。自分たちも大蔵省時代にはなんとか財政健全化を言ったんだけれども、最後のところで、もう政治が高度の判断で決めたんだから、金のほうはなんとかしろ。こう言われて、やむなく赤字国債を積み上げた結果が今日のようになった。これは国会の席の中で発言された中身でありますけれども、私も多少長い政治経歴を持っておりますけれども、そういう財務省任せというのは、一般の方は財務省は健全化をやってきたんだと思われている方は大間違いです。財務省こそ野放図な財政をまさに放置してきた張本人でありまして、そういった意味でそういう財務省主導を改めなければならないというのが私の政権のまさに眼目だと考えております。

個人的感想:小沢氏は官僚主導を政治主導にキチンと転換させなければ、財源は生み出せないと主張。現状の政府は自身の考える政治主導とは掛け離れていると感じているようだ。一方、菅氏は少し苦しい論理でよく言われている「財務官僚の言いなり」という姿勢を否定。しかし、主張(財政再建)は財務官僚のものそのものだ。自身も鳩山内閣の閣僚であったのに鳩山氏や小沢氏に責任を擦り付けるような発言もマイナス。


(マニフェストの取扱とそれに関連する消費税)

菅氏:出来るだけ誠実に実行していく。4年間をかけて実行するというお約束でありますので、その基本的な姿勢はしっかりと守ってまいりたいと思っております。と同時に、どうしても単年度や二年目で出来ない事についてはその理由をきちんと国民の皆さんに説明して、ご理解をいただくという、こういうことが必要であろうとこのように思っております。消費税につきましては、私は必ずしも消費税に限りませんけれども、社会保障のあり方と、その財源というものを一体で議論する必要がある。このように考え、税調、あるいは党の機関で議論を始めていただくように指示を致しております。つまり、どこまで社会保障の水準を維持、発展させるのか。多少の負担をしても安心できる社会を作っていく事を重視するのか、逆に負担はできるだけ小さくして、そういう社会保障などはもう個人の自己責任に大部分を任せるのか。大きく言えば2つの道があると思いますが、私はやはり多少の負担をしても安心できる社会を作ってもらいたいというのが多くの国民のお考えだと思いますし、私自身の考えでもあります。そういった事について、社会保障のあり方と財源問題を一体で議論する。その議論の中には、当然ながら消費税も含めた議論をしていく事が重要だとこのように考えております。

小沢氏:まずは政治主導、国民主導の政治を実現する事によって、今まで官僚に全て任せておった予算の作成・配分これについても政治家が優先順位をつけて、そして必要なもの・必要でないもの、あるいは我々が約束して実行しなければならないもの・そうでないものそういう事をきちんと政治家が判断してそして行政の無駄をまず増税の前に、消費税の論議の前にまず徹底的に無駄を省く。そういうことによって我々の主張する政策の財源に充てるという事を私たちは国民の皆さんに約束してきた筈であります。今日の状況をみるとまだ政権が成立して1年でありますから、それがすぐ全て何でもかんでも出来るという事では無いとは思いますけれども、今言った行政の政策の優先順位をつける事、また無駄を徹底的に省くという事については、まだまだ行われていないというふうに考えております。例えば、地域主権と並行して考えております補助金の一括交付金化。これもまだ全く出来ておりません。私はこれが実現することによって、地域の経済活動の再生と雇用の増大、そしてまた予算の無駄遣いを相当程度省く事が出来ると思います。民主党の時代、私より以前の合併する前の民主党の時代に各首長さんに尋ねたアンケートがあります。自由に使えるお金があったならば、今貰っている補助金のトータルの七割で今以上の行政をやることが十分可能だというアンケートの結果でありました。私の近しい首長さんに聞いてみますと、本当に自由に使えるならば、今の補助金総額の五割で十分やっていけると。もっと立派にやってみせるという話がありました。ですから、そういう事を考えますと、霞が関で全て決めて、そのメニューに従って行政・予算配分が行われるこの仕組みを政治主導でもって変えていかないと財源が出来ない。また行政の合理化も出来ないという事だと思いますので、そういった事を勇敢に実行していく事がまず第一でありまして、それを徹底的にやっても、尚且つ我々の主張する約束した政策は実行するのに財源が足りない、あるいは社会保障関係費の増大に対応出来ないと言う事になった場合に、それは消費税のことも国民の皆さんに負担していただくという事も考えなくてはいけないけれども、まず今回のこの任期中は、鳩山前首相もお話ししておりましたが無駄を省く、予算を、国民の血税を有効に使う、生かしていくという事に全力を挙げると。消費税はその後だというお話をなさったように記憶致しております。

個人的感想:ここがこの二人の一番の差。無駄削減優先の小沢氏と削減途上でも国民負担をお願いしようとする菅氏。マニフェストは小沢氏の主張と一致。


(民主党が分裂を囁かれていることについて)

小沢氏:選挙をすれば党が分裂するなどという事はあり得ない事でありまして、よくメディアの報道にそういう事が言われますけれども、選挙でもってその結果次第ではどうのこうのというような事を考えている民主党の議員は、あるいは党員は1人も居ないと思います。私も最終的に菅首相と会談した時も結果はどうであれお互いにまた一緒に力を合わせて頑張ろうということで昨日別れました。民主主義のルールに従って、党規約に従って代表の任期満了による選挙を行うというのは、これは当たり前の民主的な選挙でございますので、当然正々とお互い意見を述べて、そしてその結果についてはお互いが尊重しあって、そして今後も民主党政権が国民の期待に沿うことの出来るように力を合わせていくという事が当然の事だと思います。

菅氏:この点は、まったく小沢さんと同感です。私も小さな政党からスタートをして、いろんな皆さんと仲間を増やし、あるいは合併をして、2003年には当時の小沢さん率いる自由党とも一緒になって、そして政権交代を実現し、これから民主党中心の政権が本格的に稼働するというそういう段階にありますので、この代表選の結果如何に係わらず、党が一致結束して頑張っていく。私も結果の如何に係わらずそういう姿勢で臨んでいきたい。このように考えております。

個人的感想:特に言及する必要なし。政権与党を自分達から出て行くことは当座は無いだろう。


(財源論)

菅氏:先ほど、小沢さんの方から一括交付金の話が出ました。この事は民主党の方針の大きな柱になっている訳ですけれども、特に出先機関の廃止という事がそれと関連している訳であります。つまり、これまでの日本の財政は非常に例えば道路行政にしろ、河川行政にしろ二重行政、都道府県がやっている事をほぼ同じ事を国もやっているという形がありまして、そこに出先機関があり、あるいは無駄な天下り先あり公共事業があった訳でありまして、そういったものを抜本的に変えていく。それには制度の変更、さらには法律の変更が必要であります。そういった意味で今回第三次の事業仕分けを蓮舫大臣中心に進める事になっておりますけれども、いよいよこの面でも本格的な作業がこれからさらに深掘りして進められると、その結果どのようなところまで無駄の削減あるいはそうした二重行政の改革が出来るか、正にそれが政治主導で問われている私たちの責務だと、こう考えています。

小沢氏:207兆円の予算の組み替えという話はいわゆるマニフェストでも謳ってきたた事だと思います。一般会計と特別会計を合わせてという意味で。もちろんそれは、色々なものを含みますけれども、一番大きなものは先ほど申し上げましたように、(自治体への)補助金が中央官庁の定食のメニューに合ったものでないと貰えないという仕組みが今の行政の仕組みであります。私は何年か前にもクエスチョン・タイムでも福井県の美山町でしたか、いわゆる雪深い町の道路に雪が積もるので、雪パイプを作りたいという町の要望がありました。ところが、それだけでは補助金がもらえないと、それでいろいろ探したらスキー場と併設ならば予算を出しますという項目があって、スキー場なんか全然みんな誰も望んでいなかったんですけどしようがないんでそれの予算を貰う事にした。スキー場と消雪施設で4000万から5000万のそれぞれ補助金を貰った。そして、それには町の負担もありますから同じように4000万から5000万の町の負担、借金をしたという事ですけれども、もう十数年たちますが、一度もスキー場は誰一人として使われていなかったという現実がございます。そうしますと国費も町の借金も実はその目的、現場が望んでるものだけが出来る、それをやれる事が出来れば半分で済む訳でございます。私は先ほど、首長さん方が、近しい人が補助金が自由に使えるような交付金になるならば、今の補助金のトータル半分で出来ると言ったのは本当だと。それが現実で示していると思っております。ですから例えば旧建設省関係で5兆円以上の予算があります。もし仮にこれを全部、自由な自主財源として交付するとすれば、我々民主党の調査では7割でいいと言いました。私の近しい首長さんは五割で十分だと言います。中を取って六割といたしましても6×5、30で、5兆何千億のうち、ほぼ3兆円で十分、今以上の地方行政ができるという事になります。私はそういう意味で、まず行政の無駄を省く・予算の無駄を省くという事に全力をまず挙げるというのが国民の皆さまとの約束であったと思いますので、その方針でやらなくてはならない。そう思っております。これは1つの端的な例ですけど。ですから、そういう意味で霞が関で何でもメニュー化してそのメニューに合わなければ金を出さないというこのシステムを変えないと、予算の無駄・行政の無駄は省けない。だから、そういう意味で私は財源というのは、例えば、今、例を言っただけですが、農林予算でも6000億円以上あります。これなんかも同じように考えれば2000・3000億円が浮く計算になります。ですから、そういった事を一概にはそれぞれの今までの役所もずっとそうやってきた訳ですから、いっぺんに全額という訳にはいきませんと思いますが最終的には私は全部、補助金は地方に交付するという形にしたいと思ってますので、それだけでもかなり多くの財源を見込むことができると思っております。それから国の、もう1つ全然別な方法で、国の資産、かなりあります。600兆円といわれているそうですが、そのうち200兆円くらいについては証券化することも出来ると、国債とは別に。そういう考え方もあってそれも十分やり方さえきちっとすれば出来るのではないかというふうに言われております。私はそういう意味でいろいろな知恵と無駄を省くことによって前から言っておりましたけれども、十分我々の主張する政策の財源は捻出出来ると思っております。

個人的感想:財務官僚の主張をそのまま繰り返す菅氏、事業仕分け以外の行動は口だけで実際はやっていない。一方の小沢氏は一例を挙げながらかなり具体的な数字を出し、財源確保に自信を示した。官僚支配(財務省支配)の打破にも言及する。


(普天間問題)

小沢氏:過去の事をどうのこうの言っても仕方のない事だと思っております。私自身は、普天間、辺野古の問題につきましては政策メモにも載せてありますけれども、沖縄も米国政府も両者とも納得出来る案を知恵を出せば必ず出来るというふうに私は確信しております。今、それをするためには今後、沖縄県民の皆さん、それから外交関係として米国政府と話をしなければなりませんので、今、自分の頭にある事をこういう席で申し上げる訳にはいきませんけれども、十分、両者と話し合いをして解決策を見いだす事は出来ると。今のままではいくらやろうとしても沖縄の県民がみんな反対する以上はで出来ない訳でございますので、そういう意味で沖縄の県民の皆さんも納得出来る、米国政府も納得出来る、そういう案を見いださなくてはならないし、私は必ず出来ると思っております。

菅氏:この普天間をめぐる経緯、昨年の9月、鳩山政権が誕生して6月に至るまで、ある意味では最大のテーマでもあったわけであります。当時、私はどちらかといえば、内政に、内政と言っても財政とか雇用の方をやっておりましたので、直接には携わっておりませんでしたけれども、非常に苦労され、苦労された中で、最終的には5月の28日の日米合意ということに鳩山政権下でなり、私も、それにサインいたしました。当時の幹事長はもちろん小沢さんでありました。私は今の話を聞いていてですね、もちろん沖縄の皆さんに納得され、米国政府も納得するあり方が最も望ましいことは当然の事であります。それを目指して鳩山前首相が苦労に苦労を重ねられた中で、5月28日の1つの日米合意を苦渋の選択であったと思いますけれどもなされた訳です。私はそれを引き継ぐに当たりまして、この間のこの問題に関連したいろいろな国内ばかりではなくて日米も含めた、ある種の困難なり、場合によっては不信感というものをですね、考えたときに鳩山前首相がある意味で職を賭してですね、この日米合意をなされて逆に言えばその責任をとって辞任をされるという形であったわけでありましたので、まず、その鳩山前首相のそうした苦渋の選択の日米合意から、やはりスタートしなければ、これ以上ですね、方向性が定まらない状況を継続することは、やはり、いろんな意味での悪影響が国内でも国際関係でも出ると、このように考えた訳であります。そういった意味で、私は首相に就任したときから、この日米合意を踏まえると。しかし同時に、沖縄の負担を軽減するために全力を尽くしていくと、この事も併せて申し上げ、私なりに色々な努力を現在行っております。そういった意味で、もちろん沖縄の皆さんが日米合意そのものに対して、かなり厳しい見方をしていることは承知をし、それだけにこれからの誠意ある対応が益々必要だと思っておりますけれども、しかし、それをもう1回ですね、白紙に戻した中で議論をスタートするという事になりますと、この約1年近く続いたこの問題の混迷を改めて招くことになるのではないか。この11月にはAPECがあって、オバマ大統領も来日をされる予定にもなっておりますけれども、そういった私は日米合意というものは踏まえながら、もっと幅広いですね、世界の平和という観点で、どう日米が協力出来るのか、そういう大きな次元での日米同盟の深化というものを目指して今、準備を進めているところでありまして、そういった意味では、これを白紙に戻して議論をするということは、私は小沢さんが幹事長時代に幹事長という立場ではありますけれども、鳩山政権下で合意されたことについてですね、やはり責任をもった態度で臨んでいただきたい。それが国益にもかなうこと、そして国民の利益にも適う事と私はそのように確信を致しております。

小沢氏:誤解されるといけませんが、私は白紙に戻すというようなことを言っておる訳ではありません。そこはぜひ、誤解無いようにしていただきたいと思います。また、幹事長時代ということを強調されておりますが、あのときはちゃんと政府の政策決定と党の事とは分けておりまして、私は政府の政策決定にまったく関与致しておりません。

個人的感想:普天間の責任を当時政策にはかかわっていなかった小沢氏になすり付け、自身は副総理で署名にもサインしたにもかかわらず責任が無いと発言する菅氏。お互いに話し合いを米とも沖縄とも再度話し合いを持つとする小沢氏。


(政治とカネ)

菅氏:いろいろ小沢さんを巡っての議論がある中で、私も国会などで色々とご質問いただきました。私は小沢さんが幹事長を辞めるという形で取られた行動が、一定のけじめであるとそういうふうに認識しているという事を申し上げました。そういう中で今回の代表選挙になったわけでありますので、小沢さんとしても代表としてあるいは総理大臣になられるかもしれませんので、当然の事としていわゆる幹事長を辞めたことによるけじめと私は理解しておりましたが、それを超えて代表あるいは総理大臣になられたいという事であれば、しっかりしたご説明が必要であろうとこのように思っております。同時にクリーンな民主党・オープンな民主党と申し上げたのは、わが党の党運営においては私や多くの代表・幹事長は非常に、まあ多少、公平すぎるという言い方もありましたけれども、公平でオープンな党運営を含めてやってまいりました。また、政治全体としての企業献金・団体献金の禁止など提案をしてまいりました。そういった意味で、党運営においてもクリーンでそしてみんなが参加出来る、特に政調を私は廃止をすることに反対をした訳でございますけれども、当時鳩山代表と小沢幹事長が強く主張されて政調が廃止をされましたが私の責任で復活させていただいた事で、多くの議員が全員が参加できるオープンな政党に私は生き返ってきているとこのように思いまして、そういう方向性を貫いていきたいと。このように思っております。

小沢氏:政治資金の問題については二点申し上げたいと思います。まず第一に、私はずっと以前から政治資金の、日本社会では政治資金だけではないですけれども、政治資金に限定すればすべてオープンにすることが大事だということを主張してまいりました。これはマスコミの諸君も覚えておいて、覚えてくれていると思います。そして、私は私の政治団体の問題が発生致しました時に全て、公開する必要の無いと法律上定められている事務所費についても全部領収書含めて皆さんに公表した筈であります。これは、他にもいろいろと問題になり、今、最近もまた政治資金の問題が取り上げられておりますけれども全て公表したのは自分1人ではなかったかとそのように考えております。ですから、それを透明な政治資金ということであればすべて全員が公開するということにならなければいけないんじゃないかと、そう主張する方はそうすべきではないんじゃないかというふうに思っております。それから、昨年来からの問題につきまして、これにつきましても、説明責任というお話をよくいただきますけれども、私の政治団体と、だけではなくしていろんな方の政治団体での問題が、あるいは政治資金をめぐる問題が皆さんの報道の中でもされてまいりました。しかし、その中で国家権力による強制捜査を受けたのは私の政治団体と、その担当の秘書、あるいはまた、私に善意に寄付をしてくれた多くの方まで巻き込んで一年有余に亘って強制捜査を受けました。しかし、その結果、何ら実質的な不正な行為は無いと。犯罪は無いという事が、結果として大変秘書の連中をはじめ多くの方々にご迷惑を掛け、皆さんにご心配を掛けましたが、結果として大変私自身も苦しみましたけれども検察の捜査によって不正は無かったということが明らかになった訳でありまして、今となっては私1人だけが強制捜査の対象になりましたけれども、そういう不正は無かったという結果が出た事について、むしろ良かったなというふうに思っている訳でございまして、国会での説明やなんかと言いますが、国会は別に強制捜査権を持っているわけではありません。もちろん幾らでも皆さんの前で記者会見でも何度も説明してきたつもりであります。しかし、強制捜査件を持った検察によって、1年有余にわたって捜査を受けましたけれども、何も無かったという事でございまして、結果的には大変厳しい1年有余だったですけれども、良かったなと思っております。いずれにしても政治資金も何も、行政も何事も全てですけれども、公開・オープンにすると。それによって国民が最終の判断をするという仕組みに日本社会を変えていかなくてはならないというのが私の年来の主張であります。

個人的感想:小沢氏をダーティーなイメージだと連想させる発言を繰り返す菅氏、マスコミの馬鹿記者のような醜態。一方、小沢氏は検察の捜査が不起訴に終わった事が潔白の証明であると至極真っ当な主張。


(ねじれ国会)

小沢氏:選挙というのは、主権者たる国民の意思表示をする唯一最大の場でございます。ですから、そういう意味において、民主主義社会においては、選挙の結果というのは、大変、国民の意思として、意思表示として、重大に受け止めなければならないと思います。3年前の参議院選挙で、野党合わせてですけれども、過半数を皆さんから、国民皆さんからいただきました。これが今回、大きく議席を失ったという事は大変な大きな問題として、トップリーダーからわれわれ一兵卒に至るまで考えなくてはならない事だと捉えております。国会については、私は今度の代表選の審判を受けた後に考えればいい事だと思っておりますけれども、いわゆるみなさんがおっしゃる政界の再編といいますか、そういう類のことで国会運営を乗り切っていこうというふうな考えを持っている訳ではありません。我々が国民の為の政策を実行するという事であれば、野党も賛成せざるを得ないだろうと思っておりますし、そういう意味できちんと私たちが筋道の通った主張と政策を参議院においても示していくという事が大事だと思っております。

菅氏:参議院の選挙の結果については私自身の責任も含め、反省をしてまいりました。その上で、ねじれという状況になったことについて、私はもちろん一般的には厳しい訳ですけれども、ある意味では天の配剤ではないかとも同時に思っております。つまり今の日本の大変深刻な、たとえば成長が20年間止まっている、もう1千兆にも近い財政赤字が蓄積している。あるいは少子化・高齢化が急速に進んでいる。こういう問題を二大政党であったとしても一つの党だけでなかなか超えていけない状況がこの10年、あるいは20年続いてきた訳であります。ねじれという状況は、逆にいえば、与党・野党が合意をしなければ物事が進まない。逆に言えば合意をしたものだけが法律として成立をするのでありますから、そういうより難しい問題も合意すれば超えていけると。そういう可能性が出来たと言える訳であります。私の経験では、確か1988年?でしたか、金融国会というものがありまして、長銀・日債銀の破綻寸前になったときに、当時の野党でありました民主党、そして自由党・公明党で、金融再生法というものを出しました。いろんな経緯がありましたけれども、最終的には当時の自民党がそれを丸飲みされた。私は政局しないと申し上げて小沢さんから少し批判をいただきましたけれども、しかし、あそこで政局にしていた場合には、私は日本発の金融恐慌が世界に広がった危険性が高かったと思いますので、そういう意味では、そういう真摯な姿勢をもって臨めば、野党の皆さんも合意出来るところはあって、これまで超えられなかった問題も超えていくチャンスだと、このようにとらえて努力をしていきたいと思っております。

個人的感想:当然小沢氏は手の内は見せず当たり障り無い答弁。菅氏は参院選敗北は天の配剤と意味不明な事を言う。敗北した党の党首とは思えない無責任っぷり。


(終わりの言葉・挨拶)

菅氏:冒頭にも申し上げましたけれども、国民の皆さんに是非ですね、この民主党代表選選びに参加をしていただきたいと思います。私と小沢さんとは、政治的な出自といいましょうか、色々違います。しかし、私は小沢さんと2003年に党をともにすることによって今日の民主党、政権交代が出来ると。そのことは今でもそのように思っています。しかし、これから将来に向かってですね、どのような政権をつくっていくかについて意見の違いを国民の皆さんの前で今日の記者会見も含めて、是非、聞いていただいて、どちらの考え方が次の総理大臣として相応しいのか、小沢さんにはちゃんとどういう総理大臣になるのかということをもっと国民の前にちゃんと伝えていただきたい。先日も、これからの国際的な会議で主催するといった中では、私自身もかなり荷が重いなと思っておりますけれども、そういった場面も含めてどういう総理大臣になられるつもりなのかそれをぜひお示しいただいて、国民の皆さんが判断できるようにしていただきたい。あるいは、国会における総理大臣としての行動についても、率直に申し上げて私にはあまり想像がつきにくいんですね、予算委員会に長い間、小沢さんが座っているなんて場面がなかなか想像が出来ないものですから、そういうことについても自分が総理大臣になったらこれまでの総理大臣とここが違うんだと、その事を『政治とカネ』の問題だけでなくてしっかりとお伝えいただく中で、ぜひ国民の皆さんに、どちらが次の総理大臣としてふさわしいのか、意見をそれぞれの地域で発していただきまして、この総理大臣選びに参加をいただきたいということを重ねてお願い申し上げておきたいと思います。

小沢氏:民主党のリーダー・トップリーダーを選ぶということは、わが国の政権のトップを選ぶということ、すなわち、今、菅総理がおっしゃったように内閣総理大臣を選ぶということと同じでありますから、その意味において、党員皆さん・国民皆さんがしっかりと判断していただくということは当然の事でありまして何の異論もありません。また、私が委員会席で、座っている姿が想像つかないというお話がありましたけれども、私も20年以上前に既に閣僚を経験し、長時間予算委員会に座って色々な答弁に答えてまいりました。そういう意味におきましては、別に特別な私が心を入れ替えてというつもりはありません。自分自身の持ち味で、誠実に淡々と役職をこなしていくことが出来るのが総理大臣・政治家としての資質だと思っております。その中身は、私は政治の役割は国民の命と暮らしを守ることだと、そういう理念・哲学の中で「国民の生活が第一」ということをスローガンを掲げて、国民、皆さんの支持を得て、今日政権を担っておる訳であります。私はこの理念を基本的に忘れずに常に念頭に置いて、我々が約束した政策を着実に実行していきたいと思いますし、また、外政・外交にあっては本当に国際社会の中で立派な日本国と認識していただけるような国を、また、外交を繰り広げたいと、そのように考えております。

個人的感想:菅氏は小沢氏を意識しすぎ、自分の主張をキチンと述べる事が出来ていない。小沢氏は菅氏の嫌味を一笑に付し、自身の想いと理念を述べ支持を訴えた。


(まとめの個人的感想)
両者を比較すると、国民との約束である09マニフェストを機軸としている小沢氏に大義があるようにしか感じない。菅氏は小沢氏を意識しすぎではないだろうか?特に最後に自分の理念を述べるべきまとめの箇所で小沢氏に言及するし嫌味を放つのは政策云々の前に人としてどうかと思う。また、財政の主張がやはり財務官僚の論理そのままであり、官僚に洗脳されてしまった印象をより強くした。一方小沢氏は自身の政策と持論を交え、的確な政策の主張が出来ていたように感じる。今後、政策を主張する機会はまだ度々あるようなので、今後も注視していきたい。





(ご紹介)
ツイッターでは、平日毎日つぶやいています。よろしければこちらもご覧下さい。
http://twitter.com/turffan

私の呟きをまとめたTwilog
http://twilog.org/turffan

当ブログは、検察による不当な捜査により無実の罪を着せられ戦っている村木厚子さんを応援しております(通称障害者団体向け割引郵便制度悪用事件)。また、同時に村木さんの社会的な名誉回復も応援しております。詳しくは下記リンクをご覧下さい。
竹中ナミさんによる「村木厚子さんの完全な名誉回復を願う」HP







banner_21.gif

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村






↑ブログランキングに参加しています。
よろしければクリックお願いします。



FC2ブックマーク

スポンサーサイト

テーマ:民主党 - ジャンル:政治・経済

コメント

コメント投稿

Private

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://turffan.blog54.fc2.com/tb.php/117-a531b242
この記事にトラックバックする(FC2ユーザー)

*民主党代表選:小沢一郎総決起集会の挨拶に感動

昨日、9月1日、午前11時より、小沢一郎総決起集会が行われた。下の動画は決起集会での小沢氏の挨拶だが、代表選に出馬するまでの心の葛...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。